【それでいい、それもいい】

 

kidsアート教室はるの木で

4〜6月に渡って、

大きな木をみんなでえがきました。

 

最終回の6月は、はるの木では、

おなじみのフィンガーペイント。

(手のひらに絵の具を塗って用紙にスタンプしたり手でえがく)

 

この絵を描いてる子どもたちは...

のびのびといっぱい色を使って

はしゃぐ子どもがたくさん。

 

でも、

 

ずーっと、一点だけを、

筆で点々と塗っている子。

でも、その筆使いや、眼差しは、

なんとも優しく。

 

 

手が汚れることに違和感があり、

ずーっと、絵の具を混ぜている子。

 

 

みんなのしていることを感じながら、

工作をする。

「やりたくなったら、いつでも、

一緒にやろうね」って声はかけたけど、

その工作を作ることを止めなかったら、

作っているものが、いつもの【武器】

ではなくて、空をみたら光で変化する、

それは、なんとも美しい作品だった。

 

 

みんなの存在を感じながら、

この場所は、これでいいんだと、

大丈夫なんだって

思ってくれたらいいな。

 

 

できないと、思わなくていい。

ちゃんと、自分で選択しているって思う。

 

 

違いのある姿に、わたしは、

それでいい、

それもいいって

思うし、

感動する。

 

 

嬉しい、楽しいの感動と違って、

切なさが入り混じっている感動って

なんだか深く。

 

 

子ども達が過ごす場所が

安心してくつろげる

アート教室であるといいな。

 

 

そして、

 

 

何よりも、

みんなと同じことができるようにと、

違うことをしてしまうと、

苦しく思ってしまうママ達の気持ちが、

ほんのほんのすこしでも、

柔らかくなるような場所であるといいな。

 

 

そんな、はるの木でありたいです。

 

 



(6/30 芸術の森 親子クラス テーマ創作)

 

 

kidsアート教室 はるの木

くどう えり